プテリス
原産地:熱帯・亜熱帯地方
花言葉:信頼・平凡な心
プテリスの種類は多く日本でも10種以上市販されています。
シダ植物で日本産のマツザカシダ、イノモトソウ、ヒメイノモトソウなども同じプテリスの仲間。
プテリスの種類
・プテリス トレムラ
オーストラリアやニュージーランド原産。
葉柄は暗めの褐色で小さな繊細な葉を羽状に広げます。
・プテリス クリスタータ
「オオバノイノモトソウ」の園芸品種です。
葉は細長く明るめの緑色です。
先端が分裂し鶏のとさかのように見えるのが特徴です。
・マツザカシダ
学名はPteris nipponicaで、名前の通り日本の固有種で本州の暖地に分布しています。
葉に少し光沢があり、葉の中央に白斑が入るのが特徴です。
プテリスの管理・育て方
プテリスの難易度は普通です。
温度管理
耐寒性があり、5℃以上で越冬します。
元気に成長するには、12~13℃程度必要。
美しい状態で鑑賞するには、7~10℃程度必要。
株が生き残るには5~6℃程度必要。
置き場所・光
日陰~半日陰の植物で、日当たりに置くと葉焼けを起こすので注意します。
湿度を好む植物なので強い風が当たる場所は苦手ですが、生育期には屋外の日陰で管理すると丈夫に育ちます。
耐寒性のある植物なので、室内の場所を選ばずに置く事ができるでしょう。
水管理
水管理は春から秋の生育期は土が乾けばたっぷりと、葉水もします。
冬の水やりは控えめに、土を乾かしぎみにします。
空中湿度を好みますので、冬も霧吹きなどで暖かい時間帯に葉に散水してあげます。
肥料
生育期は月に2~3回液体肥料を与えます。
冬は基本的に必要ありませんが、夜の温度が高い室内などでは月に1回液体肥料を与えます。
増やし方
株分けで増やすことができます。
2年に1回程度植え替えしたほうが良いので、植え替え時にハサミで2~3株に分けてから植えつけます。
プテリスその他
シダ植物なので湿気が必要ですが、鉢土が湿った状態が続くと根腐れを起こします。
しかし空中湿度が不足すると元気をなくし葉が枯れてしまいますので定期的な葉への散水が必要です。
枯れた場合はできるだけ早い段階で枯れた葉を切り戻し、新芽を吹かせましょう。