聖武天皇が建立したお寺でご本尊の「奈良の大仏」さん(盧舎那仏 るしゃなぶつ)が奈良のシンボル的な存在として有名です。
この東大寺は全国にある国分寺の中心的な存在で、1998年には古都奈良の文化財の一部としてユネスコより世界遺産に登録されました。
国宝の木造金剛力士立像は右に口を閉じた吽形(うんぎょう)、左に口が開いた阿形(あぎょう)が置かれていて、高さが約8メートルもあるので木でできているとは思えないくらい迫力があります。
奈良の大仏は8世紀に製作され、高さは14.98メートル。
頭についているぶつぶつは「螺髪(らほつ)」と呼び、「螺(ら)」は巻貝のことで近くで見ると渦巻状になっています。
それぞれ直径約22センチ7、高さは約21センチもあるそうです。
大仏殿には穴の開いている柱があって、穴をくぐると無病息災のご利益があると言われています。
小さな子供や修学旅行生や観光客に人気があります。
穴の大きさは大仏の鼻の穴と同じと言われていて、サイズは縦37cm 横30cm 奥行き108cm なので子供は大丈夫としても大人は華奢な人以外はくぐれるかは微妙かもしれません。
東大寺 基本情報
聖武天皇が位についていた天平時代は天然痘で政治の中枢にいた人物が亡くなったり、かんばつや飢饉、大地震の被害もあったりと平穏な時代ではなかったようです。
大仏を皆で一緒に作る事によって国を安定させて人々が思いやりの精神でつながることができるようにという願いがあったとされています。
大仏殿や大仏さまは戦火に巻き込まれ何度も燃えたりしたのですが、その都度修復されていて今も大切にされ信仰を集めています。
住所 奈良市雑司町406-1
TEL 0742-22-5511
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分、または近鉄奈良駅から徒歩約20分
時間 7:30-17:30(4~9月)
7:30-17:00(10月)
8:00-16:30(11月~2月)
8:00-17:00(3月)
入堂料 大人(大学生以上)500円
中高生 500円
小学生 300円
団体割引・障がい者割引 有り
各お堂ごとに上記入堂料が必要